[084-04]【報告】第43回まなばナイトレポート「イノベーションを読み解く授業を実体験しよう!」

第43回まなばナイトは、12月14日、東京で開催されました。
コンテンツは以下のとおりのてんこ盛り!
魅惑的なコンテンツと大忘年会に惹かれて、参加してきましたので、レポートいたします。
「イノベーションを読み解く授業を実体験しよう! ~ITの進化の根源を参加者とともに探る模擬授業~」
【オープニング】
熊本大学教授システム学研究センター センター長 鈴木克明教授
【セッション1】
「イノベーションを読み解く授業を実体験しよう!
~ITの進化の根源を参加者とともに探る模擬授業~」
仲林清 先生(千葉工業大学教授 熊本大学客員教授)
【セッション2】
グループディスカッション
【クロージング】
熊本大学教授システム学研究センター センター長 鈴木克明教授
会場は、ビジネス・ブレークスルー大学 麹町校舎で、ピカピカでオサレな校舎。その後の懇親会は、年末の大忘年会となる「年末スペシャル」です。
仲林先生のセッション1は、実際の模擬授業の体験パートと、その授業のID的解説パートからなる二部構成。
模擬授業は、仲林先生が学部生対象になさっている「イノベーションを読み解く授業」の体験。映像を見たり、データを見たり、ディスカッションしたりして、イノベーションがどのように起きていくのかを検討する内容です。デジタルカメラがどのように開発され、普及していったかなどが例として話されました。仲林先生曰く「学部生だとホームビデオと言っても通じないときがあるのに、今回の学生は、8ミリと言っても通じる・・・・・・」と(笑)。
活発な議論が繰り広げられて、本当にいろんな意見が出たのが印象的でした。今回のまなばナイトは、今度GSISを受験しようと考えている方、GSIS在校生、卒業生など、さまざまなバックグラウンドの方が参加されているので、受講者像も多様。ディスカッションで出された意見も多様で、みんなでフムフムと納得を積み重ねていきます。「よく考えると模擬授業だし、これって題材としての授業だったんだよね」ということを忘れるほど、グイグイと引き込まれる内容で、学び深きひとときとなりました。
後半の解説パートは、前半で行われた模擬授業のID的タネあかし。どういう意図で講義が構成(デザイン)されているのかが、解説されました。答え合わせ的に説明を伺っていくと、「これってIDの定石的なものの積み重ねだ!」と思う仕掛けがあちこちにちりばめられていて、体感として理解できました。前半パートで、参加者全員で模擬授業を体験しているから、全員の前提知識は揃っているし、理解の体感度合いも違う。このセッションも、ID知見に基づいてデザインされているのねと、メタ的にも納得してしまいます。
具体的には、授業実践のポイントとして、構成主義的な観点から、①学習者の経験や既有知識との結びつきを意識すること、②体系的に知識を得られるようなデザインをすることなどが挙げられました。
その中でも、わたし的には「構成主義的な実践をするにあたっても、グループディスカッションをしない」というデザインが刺さりました。学部生対象のこの授業では、仲林先生は、あえてグループディスカッションをしないそうです! グループディスカッションが流行ですが、あえて、それをしないって、ちょっと不思議な感じですよね。そのデザインにグッと惹かれました。というのも、「社会構成主義大賛成!」だけど、グループワークの強要は、「職場の大人のいじめ問題」「集団活動の強制」「学び方の多様性への寛容さ」「スタンドアロンで学ぶ権利」といった問題をはらむこともあるのではないのか?と、最近感じることがあったからです。
グループディスカッションをせずにも、社会構成主義的な学びによる果実を味わえるデザインは、多様な学び手に、よりリッチな学習体験を提供できるのではないかと思います。
そういった観点で、「目からウロコ」の学びタイムでした。なお、その後の大忘年会は、会場を移して日本酒の本当においしいお店で! 「魚からウロコ」のおいしいお刺身、お酒の楽しい会でした。
貴重な機会を与えてくださった先生方、関係者の皆さま、ありがとうございました。こころより、感謝いたします。
(熊本大学大学院教授システム学専攻 博士後期課程 鈴木真保)
○写真入りレポートは以下をご覧ください。
http://www.manabanight.com/info/manabanight43report


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