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IDマガジン第12号 (2005/6/22発行)


[012-05]Merrill氏のワークショップ参加を通して

6月6日、ハワイにあるブリンガムヤング大学で行われたGCCCE2005カンファレンス(URL:http://cito.byuh.edu/gccce2005)内のワークショップに参加した。このカンファレンスは、中国系の人達のためのITを用いた教育がテーマであり、今回は9回目の実施だった。私の目的はこのカンファレンスとは全く関係がなく、カンファレンスの一番初めに行われた、メリル氏のワークショップをこの目で体験するためである。メリル氏と言えば、CDTやITTなどの理論を提唱してきた教育工学の権化である(参考IDマガジン第5号ID理論紹介第一弾 http://www.et.soft.iwate-pu.ac.jp/~id_magazine/archives/2004/09/1instructional.html) 。
今回の参加は、メリル氏へのインタビュー(上記、ひげ講師記事参照)の流れから得
たもの。これを機に、メリル氏と直接会話ができたことが最大の収穫であるかも知れない。

メリル氏が行ったワークショップのタイトルは、「eラーニング どのようにeが効果的であるかを測れるか」であった。本人が携わってきた教材や、それ以外の教材のサンプルを紹介しながら、よい例と悪い例を例示(demonstration)しながら、メリル氏がまとめた第一原理(First principle) と絡めながら解説していくものであった。さすが、第一原理の重要素のひとつ、例示をうまく使っているなと関心。
第一原理の紹介は、IDマガジン第10号 【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(10) に掲載されているのでここでは省略します(みなさん、復習です(笑) )。サンプル数は、3時間のワークショップ内では説明できないぐらいであったが、それらの情報はすべてCD-ROM に焼いて配布してくれるというサービスでカバーされていた。

全体を通して感じたことは、第10回で紹介したASTD主催のe-ラーニングインストラクショナルデザイン認定プログラム (参考http://www.et.soft.iwate-pu.ac.jp/~id_magazine/archives/2005/04/22/index.html#000064 )と類似している点が多かった点―サンプルを用いた紹介の仕方やそのサンプルにシミュレーションやシナリオなどの要素が含まれていることである。参加者の中には、ライゲルース氏のお弟子さんだという中国系の教授がいた。メリル氏の教え子がライゲルースであり、この学問が世界で広く学ばれているのだなと会話を聞きながら感じた。

話しは変わるが、メリル氏との会話内で「現在、日本人の学生を教えているかどうか」とたずねた。学部生に日本人女子学生が一人いるらしいが、それ以外には特にいないらしい。ユタ州立大学での教え子をインストラクショナルデザイナーとして連れてきたり、今回のカンファレンスのことも絡めて、ユタ州立大学博士課程の学生を数名ハワイへ連れてきたりしているが、中国系の人は何人かいてもその中にも日本人はいなかった。ワークショップ以外に感じることが多い、米国訪問となった。
岩手県立大学 根本 淳子 


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