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IDマガジン第14号 (2008/3/12発行)


[014-05]【お知らせ】「eラーニングの専門家」を認定するeLP資格制度

日本イーラーニングコンソシアム(eLC)は、2007年3月から「eラーニング・プロフェッショナル(eLP)」資格の認定を開始しました。
この資格制度は、企業・高等教育機関・公共機関において 、ICTを活用した教育研修プログラム(e-Learning)を導入・活用する際に必要な戦略策定や、導入の企画・設計・開発・運用・評価をする知識、スキルをもつeラーニング専門家を育成し、資格認定するもので、「マネージャー」「エキスパート」「チューター」「コンサルタント」「ラーニングデザイナー」「コンテンツクリエーター」「SCORM技術者」の7つの職種と、これらの職種の基礎部分となる「eLPベーシック」で構成されます。

7つの職種の位置づけは次の通りです。

*ユーザ側の職種
「マネージャー」:教育を実施する組織や高等教育機関等において、ICT活用の人材開
         発プロジェクトをマネジメントする人材
「エキスパート」:マネージャーを補佐し、 ICT活用の人材開発プロジェクトを遂行
         する人材
「チューター」:eラーニング学習者を支援する人材

*ベンダ側の職種
「コンサルタント」:eラーニングを実施する組織のeラーニング導入事業を支援・コ
          ンサルティングする人材
「ラーニングデザイナー」:受注したソリューションの構築プロジェクトを推進する人材
「コンテンツクリエーター」:学習効果を高めるコンテンツを制作できる人材
「SCORM技術者」:SCORM規格に関連する知識と技術を有する人材

資格の認定を受ける方法は2つです。

一つはeLCが開催する「eLP研修」を受講し、修了テストに合格することです。一つの資格の認定を受けるには、所定のコンピテンシー(複数)を充足することが必要なため、いくつかの研修の受講が必要となります。

もう一つは、コンピテンシーの整合性、シラバスとコンテンツの品質をeLCの資格認定委員会が検証、認定した教育機関で所定の単位を取得することです。現時点で認定された教育機関は、熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻(チューター以外の各資格)および青山学院大学eLPCO(ベーシックおよびチューター)の2校で、いずれもこの3月~4月にかけて対象者に認定証を交付する予定です。熊本大学では、4月12日に開催される国際セミナーの席上、授与式を行います。

この制度をスタートさせるにあたっては、eLCでこの制度を主管する「eLP研修委員会」の2年以上にわたる取り組みがありました。どのような職種を認定すべきか、その職種に求められるコンピテンシーは何か、といった資格の「そもそも」から始まり、コンピテンシーを充足するための研修はどのように行われるべきか、認定料はいくらにすべきか、どのようにプロモーションしていくか、資格のロゴはどうするかといった運営面の、それも極めて細かい点まで検討が積み重ねられました。

また、提携教育機関である熊本大学や青山学院大学サイドでも、それぞれの科目のコンピテンシーとeLPで定められたコンピテンシーの照合をし、充足されていることが判明できないコンピテンシーをどの科目でどのように充足するようにするか、という緻密で膨大な作業が行われました。

このような作業を続けられたのも、eLP研修委員会委員や提携教育機関関係者の「eラーニングや教育はプロが行うべき仕事だということを世に知らしめたい」「高いスキルや知識をもって良い仕事をしている人たちを応援したい」「eラーニングや教育の世界により多くの人に感心を持ってもらい、有能で志の高い人たちに一緒に仕事をして欲しい」という熱い気持ちがあったからです。IDマガジン読者の皆さんにも、是非このeLP資格制度をご活用いただければと思います。

また、eLP資格制度は生まれたばかりで、まだまだ今後成長していかなければなりません。

皆さまのご意見・ご要望をお待ちしております。

詳しくは下記のWebサイトをご覧ください。

日本イーラーニングコンソシアム「eLP資格制度」
http://www.elc.or.jp/eLP/elp_sikaku.html

文責:北村士朗(eLP研修委員会副委員長)


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