トップIDマガジンバックナンバー > 第17号

idマガジンロゴ

IDマガジン第17号 (2008/6/28発行)


[017-03] 第2回医療教授システム国際シンポジウム(Honolulu2008)に参加して (1)

2008年6月18-20日、ハワイ大学医学部SimTikiシミュレーションセンターで開催された「第2回医療教授システム国際シンポジウム」に参加しました。

http://www.simclub.jp/

ここでの「シミュレーション」の意味は、注射の練習や、心肺停止の際の緊急処置の練習などに、生身の人間を使えない代わりに、人間と同じ特性を持つ体の部位やロボットを使うことです。コンピュータでプログラミングしたとおりに心拍数や血圧,心電図などが反応する等身大のマネキン(患者シミュレータとよばれます)がその最たるものとして医療従事者への教育・訓練に用いられています。

シミュレーション医学教育・医療訓練についての最新情報、教授システム学のワークショップ(我らが鈴木克明教授指導)、実際のシミュレーションカリキュラムを開発・実践する演習、米国における看護教育とシミュレーションのあり方と看護シミュレーションのワークショップなど、盛りだくさんでした。

連日、午前はレクチャ、午後は実習・ワークショップ形式のグループワークという構成で進み、刺激的な3日間でした。レクチャの話題では、eラーニング、Learning Management System の活用も取り上げられ、医療関係者ではない私も議論に加わることができました。 医療関係者は(危機感のせいか)非常に教育改革に熱心だなあという普段からの感想をより強く印象付けられた感じです。なお、本シンポジウムを開催した JSISH という学会には、鈴木先生と私も、理事として加わっています。
http://www.asas.or.jp/jsish/

二日目の夕方には、その日のスケジュール終了後、鈴木先生と一緒にハワイ大学マノア校 教育学部 教育工学科の Curtis P. Ho 教授に会いに行きました。ハワイ大学でも、教育工学を学ぶオンライン大学院の専攻が始まっており、K-12だけでなく社会人教育や高等教育も学習・研究のテーマにしているそうです。日本からの学生もいるとか。
http://etec.hawaii.edu/

熊本大学の教授システム学専攻の姉妹的存在を知り、We are not alone 的に勇気付けられました。ハワイ大では全学LMSを WebCT から Sakai に切り替えたとの話も聞いてきました。 ちなみに、2009年のED-MEDIA
http://www.aace.org/CONF/EDMEDIA/
はハワイで開催予定らしいです。

(喜多敏博 熊本大学eラーニング推進機構教授)


IDマガジン購読

現在 675 名の方がIDマガジンを購読中です。 定期購読ご希望の方はメールアドレスを登録してください。


登録後、確認メールが届かない場合「迷惑メール」となっている可能性があります。「id_magazineあっとml.gsis.kumamoto-u.ac.jp」と「idportalあっとml.gsis.kumamoto-u.ac.jp」を迷惑メールから除外して再度登録ください。←「あっと」は「@」に置換え。

おすすめ情報

教授システム学専攻の公開科目でIDの基礎を学習できます。おすすめ科目は以下です。
・基盤的教育論
・eラーニング概論