トップIDマガジンバックナンバー > 第22号

idマガジンロゴ

IDマガジン第22号 (2009/9/18発行)


[022-04] 【報告】教育システム情報学会第34回全国大会参加記(2)

●教授システム学専攻学生さんより●
2009年8月19日(水)~8月21日(金)に名古屋大学で開催された教育システム情報学会(JSiSE)第34回全国大会に参加しました。昨年に続き2回目の発表ですが、昨年は登壇しての学会発表が初めての経験で、学会の雰囲気がどういったものなのかも分からず、また、どんなことを質問されるのだろうという不安で一杯でした。そのため、かなり緊張してうまく発表できず、失敗の経験を得るために参加したような格好になりました。

2回目となる今年は、まずは時間内に収めることを心がけて発表しました。緊張して浮き足立たないようにとも思っていましたが、幸い、私の発表は同期の佐藤さんとD1の加藤さんに続いての発表であり、また、会場には教授システム学専攻の先生方をはじめ、研究員および学生の方が沢山来てくださっており、そのお蔭で緊張しすぎることなく発表することができました。

同じセッションの佐藤さんは修士論文執筆に向けた特別研究Ⅱの成果を発表されました。ご自身が携わる業務の中から生まれた問題意識によるもので、所属する会社のみならず、業界全体に貢献することができるものと期待されます。また、さすがは教育産業での講師経験がある佐藤さんです。プレゼンはいつもながらに流暢で、今回も私は関心しきりでした。続く加藤さんのご発表テーマはフロー体験の評価手法ということでしたが、私はフロー体験ということを知りませんでしたので、お話を聞きながら、この切り口からも面白いことができるのではないかと新たな関心を持つきっかけを頂戴することになりました。

他の発表者のお話からも興味深いことを聞くことができました。当初、自分の興味・関心とは遠いものと思っていた発表でも、聞いていると何かしら得るものがあるのが学会の面白いところだと思います。「全国大会は見るだけよりも自分の発表があると100倍楽しめます。」(ヒゲ先生, IDマガジン20号より)というのも確かにそうなのですが、参加して色々な発表を聞くだけでもかなり面白いと思います。生涯学習、特に成人学習の特徴は、自分の目の前にある課題を解決するために行われるのが基本です。しかし、学習することそのものを目的とする生涯学
習もあります。今、さしあたって必要ではないと思われる知識・技術等であっても、それがある時、突然輝きだし、役に立つ経験をしたことがある人も多いと思います。学会で思いがけず得られた知識や情報もまた、そのようにして自らの知を構成する要素としていつの日か輝きだす日を待っているのだと思います。自分の興味・関心にのみ偏ることなく、幅広く知識を吸収しようとすることの大切さを改めて感じました。

また、今回は発表前夜に教授システム学専攻で恒例となっている発表練習会にも参加させていただきましたが、そこでは先生方から発表に際しての有益なアドバイスをいただくことができました。特に、自分では分からない聞く側に立った意見や感想、想定される質問への対応のご指導などは練習会に参加しなければ学べない貴重なもので、プレゼン資料を修正し、発表時にそれを活かすことができました。

このように、普段の学習とはまた違うことを学ぶことができ、得るものも多かったJSiSE全国大会でしたが、最終日には先生方のご指導のお蔭をもちまして予期せぬ研究奨励賞をいただくことができ、大変な驚きとともに貴重な経験をさせていただくことができました。先生方をはじめ、教授システム学専攻の方々のご指導とご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

(熊本大学大学院教授システム学専攻博士前期課程2年 八木 秀文)


IDマガジン購読

現在 675 名の方がIDマガジンを購読中です。 定期購読ご希望の方はメールアドレスを登録してください。


登録後、確認メールが届かない場合「迷惑メール」となっている可能性があります。「id_magazineあっとml.gsis.kumamoto-u.ac.jp」と「idportalあっとml.gsis.kumamoto-u.ac.jp」を迷惑メールから除外して再度登録ください。←「あっと」は「@」に置換え。

おすすめ情報

教授システム学専攻の公開科目でIDの基礎を学習できます。おすすめ科目は以下です。
・基盤的教育論
・eラーニング概論