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IDマガジン第31号 (2010/7/22発行)


[031-02]【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(29) ~2010夏の陣前夜~

梅雨入り宣言もでたといっても何故か真夏の日のような天気だったりして、長旅の身には温度調整への心配りが大切な時期です。

1)先日は、ibstpiインストラクショナルデザイナーコンピテンシー改訂に向けてのWeb調査への協力いただきありがとうございました。目下世界各国からのデータを収集・分析中で、その結果をもとに最終案をまとめます。すべての作業は英語で行われるので、結果が出てからそれを日本語訳して皆様にお届けできるようになります。とは言っても、その前に、何かの機会を捉えて、日本語で回答を寄せてもらった人たちからの意見をまとめて報告できればと思っています。

2)ARCS本の翻訳、二校校正を完了。あとは出版を待つばかりになりました。予定では7月上旬の発行となります。ケラー教授の来日が7月10日なので「ギリギリセーフ」でした。熊本大学でのeラーニング連続セミナー、ICOME2010での名誉教授就任祝いを兼ねた「最終講義」、東京ではeラーニングワールド初日のカンファレンス登壇など、ケラー教授に直接会って、日ごろの疑問点を解消する機会を様々設ける予定です。ぜひふるってご参加ください。

3)先週と今週に2つのまったく異なる業種の教育実践に触れる機会がありました。そこでの共通点は、アセスメントとトレーニングの差別化でした。トレーニングをやる前に、実力診断(アセスメント)をやるのは良いこと。トレーニングをやらなくてもすでにできる人を診断し、無駄なトレーニングに参加することを防止できるから。でもアセスメントでNGの人はそのままにしておくわけにはいかない。トレーニングの最中ではいろいろと手とり足とり成功の経験を積ませるのはいいけど、それで「できるようになった」と錯覚してはいけない。できるようになったかどうかは、トレーニング後にもう一度、自力でやらせて判断する必要がある。1回で終わるはずはない。補助付きの(スキャフォールディングありの)トレーニングから、補助なしの自力走行ができることを確認する段階に進んで、初めて免許皆伝となる。アセスメントとトレーニングを区別することが大事ですね、というのが共通した結論でした。教育実践の現場に赴き、そこでの実践に触れて、何か意味のある助言をする。お決まりの講演をするときよりも、格段と充実した時間を過ごせました。感謝。

さて、いよいよ夏の陣に突入ですね。多くの皆さんに熊本で開催する国際会議(ICOME)と日本教育メディア学会の全国大会でお会いできることを楽しみにしています。
(ヒゲ講師記す:7月5日)


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