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IDマガジン第49号 (2013/9/20発行)


[049-04]【報告】熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン入門編 / 応用編」実施報告

みなさん、こんにちは。
熊本大学大学院教授システム学専攻OBで、現在は熊本大学政策創造研究教育センターで生涯学習、教授システム学専攻ではID・IT・IM・IPの「4つのI」のうち、「ID」を担当させていただいている都竹茂樹(つづく・しげき)と申します。

2013年7月21日、大阪において、鈴木克明先生、教授システム学専攻3期修了生の森田晃子さんを講師に、そして喜多敏博先生を特別ゲストに迎えて熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン入門編 」を開催しました。従来の熊本大学公開講座は、主として熊本県内での実施に留まっていましたが、私都竹が熊本大学へ着任した2年前に、IDをより多くの方たち、とくに県外の方に届けたいという想いから、鈴木先生にお願いして始めました。1年目は東京のみ、2年目は東京と大阪、3年目の今年は大阪を皮切りに、名古屋、東京で開催予定と、同窓会にも協力いただきながら徐々に規模を拡大しています。

今回の大阪は23名の方が受講されましたが、関西に留まらず、名古屋、岡山、愛媛など遠方からも参加、職業も大学教職員、看護師、管理栄養士、研修担当者からスポーツインストラクターまで、非常にバラエティに富んだ方々でした。参加者の半数以上がIDは初めてということもあり、午前中がARCSモデル、ガニェ9教授事象などIDの基本中の基本を紹介し、午後は事例を通したグループワークで午前中に学んだ理論について理解を深めるという構成で進めました。事後アンケートでも満足度は高く、何名の方からは「大学院でより深く学んでみたい」と嬉しいコメントをいただきました。

実際にこれまでの受講者はトータルでも200名足らずですが、受講後に引き続き本科生や科目等履修生として本専攻に入学された方もみえ、「IDをより多くの方に届ける」ことについては、一定の手応えを感じているところです。

しかし課題がないわけではありません。参加者集めには毎回苦労しています。周知の方法に改善の余地があることは承知していますが、それにくわえて新規層の開拓という課題に直面しています。IDを知らない人に声をかけると、「IDって何?どんなメリットがあるの?」と必ず聞かれます(当然ですよね)。「IDとは教育や研修の効果・効率・魅力を高める・・・」と話しても、教育、医療、人材育成関係者はともかく、その他の分野の人にこの説明だけで「落とす」ことは無理でした。熱く語ることで「都竹がそこまで言うなら」と何とか参加してもらった方も少なくありませんでした。もちろん、単なる義理で参加で終わることはありません。受講後には「明日からぜひ使ってみます!!」と皆さんおっしゃるので、IDが様々な分野で「使える」ツールであることには間違いありません。

ただそれをどうやって知ってもらうか、伝えるか。それができないとIDの裾野は広がらず、「知る人ぞ知る」で終わってしまいかねない。「そんな事態だけはなんとしても避けたい」と、1人勝手に危機感だけ募らせていても何も変わらないので、まずはこれまで参加いただいた方の追跡調査(カークパトリックのレベル4!?)や成功事例を地道に積み上げて、発信していく予定です。そして誰もが参加してみたい!!と思うような「殺し文句」を作り上げたいと思っています。その他にも良いアイディアがありましたら、ぜひ都竹までお知らせください。

最後に宣伝めいて恐縮ですが、11月10日と1月26日に東京田町で開催する「インストラクショナルデザイン入門編 / 応用編」の参加者募集中です。ぜひお知り合いの方に、お知らせいただければ幸いです。もちろん皆さんオリジナルの「殺し文句」と一緒に。
http://www.cps.kumamoto-u.ac.jp/syogaigakushu/news/#1375062838

(熊本大学 政策創造研究教育センター教授
熊本大学大学院教授システム学専攻 修士3期修了生 都竹茂樹)
tsuzuku@kumamoto-u.ac.jp(@は半角にしてお送りください)


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・基盤的教育論
・eラーニング概論