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IDマガジン第56号 (2015/2/16発行)


[056-02] 【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(52) ~節目を祝う準備のとき~

2月は一年のうちでもっとも目まぐるしい一カ月である。日数が物理的に他の月よりも少ないということに加えて、学位審査会があり、そして入試がある。それだけでも目が回るのに、さらに新年度の準備が加わる。新年というよりは、年度末の色が濃い。

8回目を迎えた今年度の学位審査会は、2月が始まる直前に行われた。例年その前日に行われる博士論文の公聴会は行われず(修了者ゼロはGSIS始まって以来の淋しいことでした)、さらにその日に合わせて実施する予定だった進学者入試も中止となった(博士前期課程から後期課程への内部進学者がゼロだったのもGSIS始まって以来のこと)。学位審査会そのものも不思議な会だった。発表者は合計9名と例年より少なめだったが、そのうちの8期生はわずか3名、残りは9期生で在籍1年間で学位審査に臨んだ短期修了者が2名と8期生より前に入学した人(すなわち2年間より長く在籍した人)が4名という構成。JICA提携で1年間で短期修了した留学生の前例を除けば1年の短期修了はGSIS始まって以来。入学前に科目等履修生で5科目10単位を引き下げて入学したことによって可能になるレアケースであった。

学生ごとのニーズに柔軟に対応していると考えれば柔軟で学生思いの専攻だとも言えるが、社会人がフルタイムで働きながら2年間で修士号を収めるのは、やはり至難の業であるという大変さの表れだろうと思う(ヒゲには2年間での修了は到底無理なことです)。来年度の学位審査会でも2年間より少し長く時間をかけて学位を取得する人が続くことになるだろうが、ぜひ最後までしっかりしがみついて学位を奪取してもらいたいと思う。そして、博士号を取得する者も今年度の分も合わせて複数名、輩出したいものだ(頑張ってくださいね!)。

一方で、今一番悲鳴をあげている(と推察される)のは、第10期生になるべく入試にこれから挑む諸君だろう。これもGSIS始まって以来の最高実質倍率を達成したことはすでに公表済み。面接時間を確保するのが大変なぐらいの高い人気であり、例年だったら入れるだろうはずの方をお断りせざるを得ないような状況となっている。もしも結果がダメでも、科目等履修生としての学びを重ねて実績を積み上げ、「紆余曲折後」の仲間入りを粘り強く目指してほしいと思う。学位にたどり着けば、それでよい。そこへの道筋は多種多様な専攻であることを強調しておきたい。

GSISも10年目を迎えるにあたり、いわゆる第二段ロケットの準備を進めている。科目の新設や大幅改訂、発展的解消や選択科目の必修化など、盛りだくさんな内容である。すでにGSISを巣立った方々にも、できるだけ継続的な学びの機会を提供したいとの思いから、選択科目は科目等履修生にも開放する方針を採用する。GSIS同窓会とのこれまで以上に「濃い」関係を確立したく、様々な方策も講じる予定。例えば10周年行事の皮切りとなる入科式・オリエンテーションにはGSIS黎明期を創造した立役者にお出ましいただき、10周年の締めとなる再来年度の入科式には海外からのゲストも招聘することを計画中。その他にも、GSISと言えば屋形船、GSISと言えば阿蘇地獄温泉での合宿という歴史を辿ったり、冬の京都に殴り込みをかける公開イベントも仕掛けていく。公開講座も東京・大阪・名古屋に加えて福岡でも行う。『研修設計マニュアル』も脱稿し、熊本経済同友会とのコラボレーションも進めていく。ますます成長を続けるGSISを、ヒゲ講師ともども、今後も応援していただければ幸いです。

ところで、日本教育工学会のWebサイトに「SIG活動」という新しいコーナーが新設された。JSET30周年を記念した新たな取り組みである。ヒゲのお恥ずかしいJSETトークの映像の公開はまだのようだが、GSISとJSETの節目が重なり、ともにさらなる成長をと願っている。JSiSEも法人化後最初の理事選挙が行われ、新しい会長が選出される。節目がいろいろ重なり、目まぐるしさに拍車がかかっているが、楽しみもそれだけ多いといいですね。

(ヒゲ講師記す)


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