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IDマガジン第77号 (2019/1/11発行)


[077-02] 【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(73) :節目を迎えて振り返る人生設計の効果・効率・魅力

ヒゲ講師は平成最後の年に5回目の年男になった。いわゆる還暦を迎えることになる。ありがたいことに、あちらこちらでこの記念すべき節目を祝ってくれる計画がある。長らく会えていない人たちとの再会が期待でき、とても楽しみである反面、否が応でも「さて、これから何をするの?」と問いかけられている気分になるから不思議だ。今年の年賀状には、節目の年をどう迎えたらよいか「考え中」です、と書いた。

日々のお仕事を、一つずつ丁寧に「片付けながら」(矛盾している?)、マニュアルシリーズの5冊目にして最終冊の予定である『評価設計マニュアル』を脱稿しなければならない(遅々として進んでいないので、加速する方策を講じる必要がある)。勇退できることは積極的に申し出て、世代交代を図らなければならない(後進に道を譲れたことと功奏しなかったこととが混在している)。

プロジェクトの遅れを取り戻しつつも、次に狙うべき競争的資金のテーマも模索せねばならない(他人のための審査ばかりやっているわけにはいかない)。エチオピアの高地に耐えられるだけの体力増進に役立つ日課を見つけ、長続きする方策を編み出さねばならない(まだ酒をやめることはできそうもないので、その他の方法で)。とりあえず4つもあるので、「考え中」と同時進行で、できることから始めていくことにしよう。

あの頃は良かったなぁ、と思い出にふけるようになったら人生終わりだ、今が最高だと思えるようにしろ、とどこかで聞いた。きっと過去のことがあまりよく思い出せないのは、思い出す頻度が少ないからなのだろう。Everything is for its best.友人から学んだこの言葉からは、何が起きたとしてもそれがベストであったと思うようにすると、落ち込まずに済むことを知った。

例えば、競争的資金をとれなかったのは、今それを獲得すると別のことができなくなるからだ、と思えばその「別のこと」に集中できた。なぜ毎日を生きているのか? アドラー曰く「幸せになるため」。どうしたら幸せになるのか? アドラー曰く「他の人を幸せにすること。そのための能力を身につけること」(本連載62で紹介)。アドラー心理学から学んだこの人生の目的論で、様々な雑念が振り払えるようになり、一本の筋が通った気がした。

さて、次の節目を迎えるまでに、何に出会い、何を学ぶことができるだろうか。それを楽しみに日々のお仕事をしっかり、しかしあまりこねくり回さずに、もっとやりたいと思えることを目指して「片付けて」いくことにしよう(効果・効率・魅力、ですね!)。ヒゲの人生訓はGo with the flow.幸運の女神には前髪しかない、を肝に銘じて、好機を逃さずに決断したいと思う。人付き合いは「来る者は拒まず、去る者は追わず」が基本。人生に節目が来てもこの原則は変わりそうもないが、来ない者と去らない者をどうすればよいか、この問題も解決しそうにない。

読者の皆様も、年頭にあたり、節目の大小にかかわらず、これまでを振り返りこれからを考えてみてはどうでしょうか。人生のIDを語るのも、たまには良いものですね。しらふでは語れないって? じゃぁ一緒に呑みましょう。

(ヒゲ講師記す)


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