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[003-04]ヒゲ講師の日常が終わる~2004年前期編~

7月21日(水)午後2時過ぎ、ソフトウェア情報学部2年生対象の選択専門科目「メディア論」の第14回講義が終了した。これで2004年前期の定型業務がすべて終わった。定期試験をやらない方針のヒゲ講師としては、あとは、お盆前〆切のレポート課題の提出を待って、成績処理をするまでの間、大学教育の現場における日常が終わった。夏休み期間中の非日常の準備がスタートすることになる。毎週同じことをやっていた4ヶ月ではあったが、なかなか目まぐるしい日常がいったん終止符を打ったことで、胸をなでおろす瞬間である。「来週のこと」を考えなくてもよい、という開放感は格別なものだ。その実、夏休みの方が忙しいのではあるが。

今回のID活動日誌では、ヒゲ講師の2004年度前期の日常を振り返ってみることにする。

月曜日の定型業務はなし。学会のシンポジウムがあったり、大学の入試説明会に出向いたりと、非定型の仕事が入ることもあるが、それ以外は最も生産性が高い曜日だった。火曜日はゼミの日。午前中の4年ゼミ(卒論進捗状況報告)、午後1時からの大学院ゼミ(今年は池袋と沖縄にいる院生との間を結んで遠隔ゼミを試行した)とそのあとのオフィスアワー(アポなしの学生相談に応じる時間だが、打合せをやりながら待機が多い)、夕方の3年ゼミ(eLFテキストを輪読した)、そして最後はヒゲ講師の研究室の2年生以上が全員集合するビジネスミーティング(各種プロジェクトの報告や周知事項の伝達など)で一日があっという間に過ぎる。火曜日はたいてい泊り込みの学生と一緒の夕食を食べる「自炊の日」。ヒゲ講師自身も研究室に泊まりこんで明日の準備をする(単に1時間目がヒゲ講師にとって早すぎるから泊まるという説がある)。

水曜日は講義の日。1時間目が教職専門科目「情報科教育法I」、2時間目オフィスアワーという名の午後の講義の準備時間を経て、昼休みはランチョンセミナーに出席。ゲストを迎えたり、学生がそれぞれの経験をしゃべったりする。午後1時からは「メディア論」。100人ぐらいを相手に毎週メディアについて講義らしくない講義を展開し、午後3時からの会議(月1回は教授会)に備える。木曜日は午後から輪読の日。4年生が卒論に関連する論文を選択・紹介する時間に続いて、大学院生が英語の書籍をどこまで読めたか報告する時間。いつでも初見で臨むヒゲ講師にとっては、けっこう頭を使う時間になる。コメント力が鍛錬される曜日。金曜日は定型業務なしの日。会議が入ったり、週末にかけての出張をスタートする日になったりであまり生産性は高くない。

こんな感じで、あっという間に半年が過ぎていくのですね。これで良いのかと自問するときもあるが、こうなってしまうのですね。

本職に就く前、仙台の私立大学で働いていたときは、もっと講義が多かった。その当時と比べれば、天国のような毎日です(同じ内容の講義を何度もしないで済むのは)。一方で、1年生から研究室に配属し、学生の面倒を見ることを特色にしている今の職場では、演習や学生対応にかなりの時間が割かれる。これでも、本来は面倒を見なければいけない1・2年生の演習をヒゲ講師以外のリソースで賄っているので演習に実際に割く時間は少ない方です(若手教員とWeb上の自学自習教材と、ついでに上級生に下級生を面倒見させるプロクタ制度を活用)。これもID的発想に基づいた講座運営術とでも申しましょうか。

これで仕事のすべてであれば余裕を持ってすべてに打ち込めるのでしょうが、そうは甘くない。日常の上に、仙台・東京・山形・東京(4月)、東京6日・仙台(5月)、秋田・徳島・仙台・埼玉・東京3日・神奈川・札幌・秋田(6月)、埼玉2日・仙台3日・東京2日(7月)と出張が入り込む。こうなると「仕事をしながら休憩する」というワザを身につけないと身が持たないですね。いきおい、夜の宴も充実してしまう。いやはや、今学期もまた、充実した毎日でした。

そんなわけで、eLFの続編「eラーニングマネージメント(eLM)」の準備が、なんと、これから本格化します。予想通り、実現(試行)は年末か年始になりそうですが、夏休みに一気に加速して、eLF同窓生の力を借りつつ、ご期待に沿うものにしていきたいと思っています。夏休み、といっても、ARCSモデルのケラー教授を囲む会に始まり、eラーニングワールド登壇、関西大学での日韓合同研究会、沖縄国際センターでの講演、教育システム情報学会@香川大学、教育工学会@東工大と行事は目白押し。ケラー教授夫妻と東北夏祭を回るときが、この夏の「つかの間の休日」になりそうです。そんな非日常的日常の中でまとめられるeLMに、どうぞ乞うご期待ください。

参考:ヒゲ講師の日常は、ヒゲ講師の仕事場の公式Webサイトで全世界へ丸ごと公開中です。どうぞご訪問くださいませ。
http://www.et.soft.iwate-pu.ac.jp/
注:et=educational technology (教育工学)

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ちと学問的な内容とはかけ離れてしまいましたが、これで編集者の了解が得られるでしょうか????  —> 了解です。でも次回は、できればより学問的なものを希望します(labra12)。
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(ヒゲ講師記す)


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